本記事はプロモーションを含みます

【明細公開】不妊治療の保険回数を使い切ったら?自費は1周期約70万円

不妊治療の保険回数を使い切ったら?自費は1周期約70万円(保険適用約24万円との比較) お金・家計

保険で受けられる不妊治療の回数が残りわずかになって、この先の治療費に不安を感じていませんか。

回数を使い切ったら、治療費が一気に上がるのではと心配になりますよね。

続けるかどうかを決めるにも、まずは金額を知りたいはずです。

こんな不安はありませんか
  • 残りわずかな保険の回数
  • 自費になった後の治療費
  • どこまで減るかわからない貯金
  • 治療を続けるかどうかの迷い
治療中の読者
治療中の読者

保険が使えなくなったら、いくらかかるんだろう

まこ吉
まこ吉

同じ方針の治療で、私は約3倍になりました

この記事では、不妊治療を5年続けている私が、保険適用と自費の1周期の明細を、実際の金額で比べてみました。

自費でも治療を続けると決めた理由や、カードの限度額など支払いで困ったことも正直に書いています。

回数を使い切る前に知っておくと、お金の準備がぐっと楽になります。

不妊治療の保険適用の回数と条件

保険で受けられるのは移植6回まで。不妊治療の保険適用の回数の上限

2022年4月から、体外受精や顕微授精などの不妊治療に、健康保険が使えるようになりました。

ただし、保険で受けられるのは、胚移植(受精卵を子宮に戻すこと)の回数に上限がある点に注意が必要です。

上限の回数は、治療を始めたときの年齢で決まります。

  • 保険適用の開始:2022年4月
  • 回数の数え方:胚移植の回数
  • 上限:治療開始時の年齢で決定

まずは、保険で受けられる回数のしくみを確認しておきましょう。

保険で受けられる移植の回数

保険で受けられる胚移植は、40歳未満で治療を始めた人なら、子ども1人につき通算6回までです。

数えるのは胚移植の回数で、採卵だけで終わった周期は回数に入りません。

上限は子ども1人ごとに数え、出産するとリセットされる仕組みです(くわしくは神奈川県「不妊治療の費用等について」などの公的な情報で確認できます)。

年齢で変わる回数の上限

治療を始めたときに40歳以上43歳未満だった人は、上限が半分の通算3回までです。

治療を始めたときの年齢保険で受けられる胚移植
40歳未満通算6回まで(子ども1人につき)
40歳以上43歳未満通算3回まで(子ども1人につき)
43歳以上保険の対象外

年齢は、体外受精などの治療を初めて始めた日の年齢で判断されます。

たとえば39歳で始めた人は、途中で40歳になっても上限は6回のままです。

自分で数えていた移植の回数

私は第二子の治療で、保険で受けた移植の回数を自分で数えていました。

治療を始めたのは30代半ばだったので、上限は6回です。

  • 第二子の治療開始:2022年11月
  • 保険の上限:6回
  • 使い切った時期:2025年8月

移植まで進めない周期も多く、6回を使い切るまでに3年近くかかりました。

回数を数えていたおかげで、自費になる時期が前もってわかり、気持ちとお金の準備ができたのです。

保険適用の1周期にかかった費用

保険適用の1周期は約24万円。採卵約17万円・移植約6.4万円の内訳

ここでは、保険が使えたころの1周期の費用を紹介します。

例にしたのは、2025年5月〜6月に採卵で1個凍結でき、その胚を移植した周期です。

あとで紹介する自費の周期と、同じ低刺激の方針で行った治療なので、比べやすいと思います。

  • 時期:2025年5月〜6月
  • 内容:採卵(1個凍結)と移植
  • 1周期の合計:約24万円

なお、金額はすべて、低刺激の採卵をすすめるクリニックでかかったものです。

保険適用の採卵にかかった費用

保険適用のころの採卵は、診察から採卵の日までで約17万円でした。

項目金額
採卵前の診察(3回)約2.7万円
採卵の日約14.5万円
採卵の合計約17万円

保険は3割負担なので、採卵の手術や培養の費用はかなりおさえられていました。

ただ、採卵の日の約14.5万円のうち、半分以上は保険がきかない費用だったのです。

保険適用の移植にかかった費用

移植は、診察から妊娠判定までで約6.4万円でした。

項目金額
移植前の診察(3回)約1万円
移植の日約4.6万円
妊娠判定の日約8,000円
移植の合計約6.4万円

移植の日の費用は、採卵の日の3分の1ほどです。

保険適用でも自費だった先進医療

保険適用のころでも、採卵の日に約9万円は自費で払っていました。

保険の治療と一緒に受けられる「先進医療」を、4つ追加していたからです。

先進医療金額かんたんな説明
タイムラプス約2.8万円受精卵の育ち方をカメラで記録しながら培養する方法
IMSI約1.1万円精子を高い倍率の顕微鏡で見て選ぶ方法
スパームセパレーター約2.5万円専用の器具で、動きのよい精子を選ぶ方法
PICSI約2.8万円成熟した精子を選ぶ方法

保険適用の治療でも、先進医療を追加すると自己負担はぐっと増えます。

受けるかどうかは、主治医と相談して決めてください。

自費の体外受精1回にかかった費用

自費の1周期は約70万円。採卵約52万円・移植約17万円の内訳

2025年9月からは、保険の回数を使い切ったため、すべて自費の治療になりました。

比べやすいように、保険のときと同じ4つの先進医療をつけ、採卵で1個凍結でき、その胚を移植した周期を選んでいます。

2025年12月に採卵し、2026年2月に移植したこの周期の合計は、約70万円です。

  • 時期:2025年12月〜2026年3月
  • 内容:採卵(1個凍結)と移植
  • 1周期の合計:約70万円

治療の方針は保険のときと同じなのに、金額は大きく変わりました。

自費の採卵にかかった費用と内訳

自費の採卵は、診察から採卵後の診察までで約52万円かかりました。

項目金額
採卵前の診察(4回)約9.6万円
採卵の日約42万円
採卵後の診察約4,000円
採卵の合計約52万円

一番大きいのは採卵の日で、おもな内訳は次のとおりです。

  • 体外受精・顕微授精:約35万円
  • 凍結:約5万円
  • 麻酔(表面麻酔):約5,000円

先進医療は、保険のときと同じ4つ(タイムラプス、IMSI、スパームセパレーター、PICSI)をつけています。

採卵前の診察も、保険のときの約3.5倍です。

自費の移植にかかった費用

自費の移植は、診察から妊娠判定までで約17万円でした。

項目金額
移植前の診察(3回)約3.9万円
移植の日約12万円
妊娠判定の日約8,000円
移植の合計約17万円

妊娠判定の日の費用は、保険のときと同じ金額でした。

一方で、移植の日は保険のときの約2.7倍です。

刺激の方法で変わる費用の目安

ここで紹介した金額は、低刺激の採卵をすすめるクリニックでかかったものです。

採卵の前に使う薬の量は、クリニックや刺激の方法によってちがいます。

高刺激の方法をとるクリニックでは使う薬が多いため、この記事の金額より高くなることがあります。

まこ吉
まこ吉

自費の料金はクリニックごとにちがうので、見積もりを聞いてみてくださいね

保険適用と自費の費用の比較

同じ方針の治療でも自費で約2.9倍。保険適用と自費の採卵・移植の費用の比較グラフ

ここまで紹介した2つの周期を、並べて比べてみましょう。

同じ先進医療をつけた「1個凍結して移植」の周期でも、自費になると1周期で約2.9倍、約46万円も増えました。

保険適用自費差
採卵約17万円約52万円約3倍
移植約6.4万円約17万円約2.7倍
1周期の合計約24万円約70万円約2.9倍
比べるときの注意

2つの周期は、どちらも低刺激の方針で採卵した周期です。

ただ、卵の育ち具合で採卵日が変わったり、自費でしか使えない薬があったりしたため、使った薬の種類や量、日数はまったく同じではありません。

低刺激の治療としては近い内容の周期として、比べています。

保険の回数を使い切ると、同じ方針の治療でも負担がここまで変わります。

ここからは、採卵、移植、1周期の合計に分けて、差を見ていきましょう。

採卵で約3倍になった費用

採卵は、保険適用の約17万円から、自費では約52万円になりました。

差がとくに大きかったのは、採卵の日の費用です。

  • 採卵の日:約14.5万円 → 約42万円
  • 採卵前の診察:約2.7万円 → 約9.6万円

保険のときは3割負担でしたが、自費では全額を払うため、大きな差になります。

移植で約2.7倍になった費用

移植は、保険適用の約6.4万円から、自費では約17万円になりました。

  • 移植の日:約4.6万円 → 約12万円
  • 移植前の診察:約1万円 → 約3.9万円
  • 妊娠判定の日:どちらも約8,000円

採卵ほどではありませんが、移植1回でも約10万円の差があります。

1周期で約46万円増えた負担

1周期で比べると、約24万円だった費用が約70万円に増えました。

年に何回も採卵と移植をくり返すと、この差はさらに広がります。

  • 2025年(9月から自費):約259万円
  • 2026年(すべて自費・10月まで):約316万円
  • 2026年6月からは高刺激のクリニック

年ごとの治療費は、こちらの記事で公開しています。

自費でも不妊治療を続けた理由

予算ではなく40歳という期限。自費でも不妊治療を続けた3つの理由

1周期で約70万円と聞くと、続けるかどうか迷う人も多いはずです。

それでも私は、自費になっても治療を続けると、前から決めていました。

回数を使い切る前に、夫ともしっかり話し合っていたからです。

  • 第一子での全額自費の経験
  • 40歳という期限
  • 費用で減らさなかった治療の内容

ここでは、迷わずに続けられた3つの理由を紹介します。

第一子で経験していた全額自費

第一子の治療をしていたころは、まだ不妊治療に保険が使えず、すべて自費でした。

国や自治体の助成金を差し引いても、第一子の治療費は約200万円です。

保険がない状態で治療を続けた経験があったので、自費に戻ることへの迷いはありませんでした。

予算ではなく40歳という期限

夫婦で決めたのは、予算の上限ではなく、40歳までという期限でした。

決めたのは2025年3月ごろで、ちょうどいい区切りの年齢であり、新NISAを満額埋める目処も立っていたからです。

まこ吉
まこ吉

40歳までは立ち止まらずに走り続けると決めていました

不妊治療をいつまで続けるかは、こちらの記事に書いています。

費用で減らさなかった治療の内容

自費になってからも、費用を理由に治療の内容を減らすことはしませんでした。

保険のときにつけていた4つの先進医療も、自費になってからそのまま続けています。

その後、2026年6月に高刺激のクリニックに転院しましたが、この記事で比べた2つの周期は、どちらも転院前の低刺激の方針で行った治療です。

自費の治療費の払い方と備え

カードの限度額に要注意。自費の治療費の払い方と確認したい4つのこと

自費の治療になると、1回の支払いの金額が一気に大きくなります。

私が実際に困ったのは、クレジットカードの限度額でした。

ここでは、払い方の工夫と、負担を少しでも減らすために確認したことを紹介します。

  • カードの限度額
  • ポイント還元
  • 自治体の助成金
  • 医療費控除

回数を使い切る前に、ひとつずつ確認しておくと安心です。

一時的に上げたカードの限度額

治療費は、すべてクレジットカードで払っています。

ふだんの買い物にも使っているカードなので、自費の周期は2ヶ月で100万円を超えることもありました。

限度額に届きそうなときは、カード会社に申し込んで、一時的に限度額を上げてもらっています。

まこ吉
まこ吉

採卵の日の会計でカードが使えないと困るので、早めの確認がおすすめです

クレジットカード払いのポイント還元

使っているのは楽天カードで、通常のポイント還元率は1%です。

1周期約70万円をカードで払うと、約7,000円分のポイントがつく計算になります。

治療費そのものは減りませんが、少しでも戻ってくるのはうれしいところです。

住んでいる市の助成金の確認

自治体によっては、先進医療の費用や、保険の回数を使い切った後の治療費を助成しているところがあります。

私も調べてみましたが、住んでいる市には助成がありませんでした。

受けられるものがないか、お住まいの市区町村や都道府県のホームページで確認してみてください。

医療費控除で戻ってくるお金

自費の治療費も、医療費控除の対象になります。

1年間の医療費が10万円(所得が200万円未満の人は所得の5%)を超えると、確定申告で税金の一部が戻ってくる制度です。

私は2026年3月に4年分をまとめて申告し、年によって数千円〜20万円ほどが戻ってきました(不妊治療に5年でかかったお金の総額は、こちらの記事で公開しています)。

不妊治療の保険回数のよくある質問

不妊治療の保険回数のよくある質問6つに回答

ここでは、保険の回数について、よく聞かれる疑問をまとめました。

制度の細かい条件は変わることがあるので、最新の情報は、通っているクリニックや公的な情報で確認してください。

私が実際に経験したことも、あわせて紹介します。

保険の回数が残っているかの確認方法

残りの回数は、通っているクリニックに聞くのが確実です。

クリニックを変えた場合は、前のクリニックで受けた回数も通算されるので、自分でも記録しておきましょう。

40歳を過ぎてからの保険の回数

40歳未満で治療を始めた人は、途中で40歳になっても、上限は6回のままです。

一方で、40歳以上43歳未満で始めた人は、上限が3回になります。

なお、43歳以上で新しく始める治療は、保険の対象外です。

2人目の治療での保険の回数

回数の上限は子ども1人ごとに数えるので、出産すると回数はリセットされます。

2人目の治療でも、また上限まで保険で受けられます。

私は第一子を保険適用の前に授かったため、第二子の治療で初めて保険を使いました。

保険と一緒に受けられる先進医療

保険の治療と一緒に受けられるのは、国が認めた先進医療だけです。

先進医療の費用は自費ですが、保険の治療はそのまま3割負担で受けられます。

先進医療ではない自費の治療を一緒に受けると、保険の治療もすべて自費になることがあるので、事前にクリニックで確認しましょう。

移植できなかった周期の回数の数え方

保険の回数として数えるのは、胚移植をした回数です。

採卵をしても、移植まで進めなかった周期は回数に入りません。

私は移植まで進めない周期が多かったので、6回を使い切るまでに3年近くかかりました。

回数を使い切る前に準備したいこと

回数を使い切る前に、自費になったときの1周期の費用と、続ける期限を夫婦で話し合っておくのがおすすめです。

  • 自費の1周期の費用の見積もり
  • 続ける期限や予算の話し合い
  • カードの限度額の確認
  • 自治体の助成金の確認

私は前もって決めていたので、自費になっても迷わずに治療を続けられました。

保険回数を使い切った後のまとめ

保険回数を使い切る前に準備しておく3つのこと

保険の回数を使い切ると、同じ方針の治療でも、私の場合は1周期約24万円から約70万円になりました。

それでも迷わずに続けられたのは、回数を自分で数え、夫婦で期限を決めていたからです。

この記事のふりかえり
  • 保険の上限は胚移植の回数
  • 保険適用の1周期:約24万円
  • 自費の1周期:約70万円
  • 低刺激のクリニックでの金額
  • 予算ではなく40歳という期限
  • カードの限度額と助成金の確認

まずは、保険の回数があと何回残っているか、クリニックで確認してみてください。

そのうえで、自費になったときの1周期の費用を聞いて、夫婦で話し合っておくと安心です。

  • 残りの回数の確認
  • 自費の費用の見積もり
  • 夫婦での話し合い

不妊治療に5年でかかったお金の総額は、こちらの記事で公開しています。

お金の準備ができていれば、治療に向き合う気持ちにも少し余裕が生まれるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました